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【イベントレポ】塩を作ろう!マイ塩づくりキャンプ☆

2017-2020

【日干しレンガを作ってみよう!】(6月24日)に続き、今回は第2弾【塩を作ってみよう!マイ塩づくりキャンプ】(7月7〜8日)をレポートします。  

イベント要項(Facebookページから抜粋)

何かと欠かすことができない塩! それを自給してみよう!海はすぐそばに大きく広がってる! マイ塩づくりキャンプ@うちみるだー!! お鍋に海水を汲み入れて、ひたすら煮詰めて塩を結晶化させます。 出来上がった塩は参加者で山分け〜 参加無料! 途中離脱/参加もOK☆ 注) ※ キャンプ泊する方は、テントや寝袋道具を持参してください ※ 食事は各自で賄ってください ※ アルコール摂取も可ですが、泥酔して騒ぐようならNG   <スケジュール>

7/7sat

17:00 うちみる集合 ※場所がわからない人は待ち合わせしますので前日までにご連絡ください

準備が出来次第、塩づくりスタート

主な作業内容 ①海水を濾す ②薪をくべる(火の番をする) ③結晶化した塩を採取する ※シンプルですが長期戦です(*^^*)

キリの良いところまで作業、またはすべての海水を使い切ったら、就寝。

7/8sun

6:00 八戸市舘鼻岸壁の朝市に集合 (5:30 うちみるを出発)

朝市を散策、食材などの買出し

8:00 蕪島周辺に移動、海水を追加調達 ※ 海水を入れる容器をお持ちの方は持参してご協力いただけると嬉しいです^^

9:00 うちみるに戻り、塩づくりスタート☆ <晴天になり、希望者がいたら「日干しレンガを作ってみよう!」も同時開催します♪>

17:00 解散

  <塩の山分けルール>

① 参加した作業時間に応じて貰える塩の量が変わります。 (たくさん作業した人はその分多くGETできます)

② 全人数で分けるのではなく、チーム(家族・カップル・コンビなど)ごとに山分けをします。交代作業はチームごとにローテーションします。

③ イベントの途中で帰っても後日うちみるにて分け前をGETできます。

※ うちみるの「作ってみよう」シリーズは、何かの技術を一方向的に教えるのではなく、参加者と一緒に試行錯誤しながら作り上げる、共同制作イベントです。

 

ではまいりましょう、塩づくり!

 

海水を取りに海へ!

大雨の中、行ってまいりました、八戸市蕪島海岸。(奥に見えるのが蕪島神社) 海水を汲むためにズブ濡れになるなんて、自分の中の漢(おとこ)を感じます。 海藻や貝類もあたりにはたくさんいたけど、それを採っちゃ密漁になるからグッと我慢!   とりあえず50リットルほどゲットしてうちみるに帰還しました☆  

海水を煮詰める!

さっそく海水を火にかけます。 この日は雨で気温も低めだったので、薪ストーブで煮詰めることに。 (天気がよければ外で焚き火しながら過ごしたかった) 事前に海水を布などで濾して、海藻などの固形不純物を取り除いてから鍋に入れましょう。 役目を十分に果たしておりませんが、うちにある一番大きな羽釜に10リットルがなみなみ入りました_汗   イベント開始2時間前くらいから火を入れたので、参加の皆さんが集まるころにはこれくらい(9〜8割)まで減りました。   参加者も続々と集まってきて、ミニ宴会をしながらストーブに薪をくべつづけます。 ユニークな参加者たちとの話は盛り上がるが、釜の海水はなかなかに減らない… とりあえず、あとのことは火と時間に任せて就寝。  

翌朝

ストーブに薪をくべて、とりあえず八戸の舘鼻漁港の朝市へ繰り出して散策&朝食タイム。 海水が足りなくなるようだったら、ここで海水を補充する予定でしたが、50リットル中、10リットルもまともに煮詰めれていない状況でしたので、ただここで観光して戻ることに_笑  

海水が減ってきた

うちみるに戻ってきてみると、海水は結構減ってきておりました! 海水が2割ぐらい(今回の場合は2リットル)まで減ってきたら、硫酸カルシウムが析出し始めます。 それまで透明だった海水が白く濁ってきます。 弱火〜中火でかき混ぜながら、海水が1割くらい(1リットル)になるまで様子を見ます。  

硫酸カルシウムを濾す

この硫酸カルシウムを取り除かないと美味しい塩にならないみたいなので、サラシで濾します。   固唾を飲んで見守る一同_笑 何事も初めての作業は緊張しますね。   灰色の固形物(硫酸カルシウム)をサラシで濾し取ることができました。   硫酸カルシウムをできる限り取り除いた海水。(約1リットル)   これをまたコトコトと、弱火〜中火で煮詰めると… おぉー!塩の結晶が現れ始めました!   結晶は徐々に増え、ヘラですくえるほどに。 シャーベット状になっています。 これをコーヒーフィルターなどで再び濾します。 さて、10リットルの海水からどれくらいの塩が採れるのか? こちらの仕上げ作業は女性参加者にお任せしました。   一方で男性は外で焚き火をしながら、次の海水を加熱し始めます。   今度は一気に4リットルと10リットルを2つの鍋で煮詰めます。   ほどなくして、仕上げ煮込みが終わりまして、皆さんの前に析出した塩が運ばれてきました!   まだ液体がフィルター越しに滴ってますが、出来た塩の重さは約400gほど。   ちなみにこの滴った液体がにがり(豆腐作りで使う凝固剤)らしいです。 んでもって、先述の硫酸カルシウムもにがりとして利用できるそう。  

ちょっと味見!

お昼休憩にパンを焼いてみたので、さっそくオリーブオイルと出来上がった塩を混ぜてみました。 焼きたてパンにこのオリーブソルトオイルをディップして食べます。 一般的な塩よりも、舌触りが優しく、程よいしょっぱさ☆ (舌が痺れるような刺激はなく、マイルドな味でした) この塩、イイかも!  

そして夕方… イベント終了!

その後もコトコト煮込んで奮闘しましたが、ちゃんと計量できるところまではいかず(*^^*) 中途半端なところで終了時間。   結果を整理するとこんな感じ↓

①の鍋(10L)=塩の析出まで完了 (完全乾燥待ち)

②の鍋(4L)=塩の析出まで完了、ただし色が真っ白くならず灰色のような感じに… (硫酸カルシウムをちゃんと取り除けなかったか、焚火で炭や灰が混入したのか…)

③の鍋(10L〜)=海水が2〜3割になるくらいまで加熱 (途中から、容器に余っていた海水を継ぎ足しながら煮詰めました)

合計25リットルくらいの海水と格闘しました(*^^*) みなさま、お疲れ様でしたーm(_ _)m   あとの作業は後日少しずつうちみる夫婦でちゃんと完成させることに。  

後日作業の様子

③の鍋の海水を煮詰めて、塩を取り出す

あとは我が家のロケットストーブで加熱。 ただし、他の作業もしながらだったので、数日かかってやっと塩の析出が完了。 いや〜、こうして海水を蒸発させるためのエネルギーは半端ない。 イベント中も、その後も結構な薪を使っちゃった(*^^*)   そして、なんとか③の鍋からの塩を取り出せた!  

天日干しをしてみよう!

最後の仕上げに天日干し! これまで出来た塩を乾燥させます。 手前から、②の鍋からの塩(色がちょっとオカシイ)、硫酸カルシウム、③の鍋の塩、①の鍋の塩です。   ①の鍋(上)と②の鍋(下)との色比較。 全然違いますね… 試しに味見してみると、②の鍋の方は塩辛い感じ。 どうやら硫酸カルシウムをちゃんと取り除けなかったようです(ToT)! だけどこれはこれで、使い道がありそうな塩の感じがしました。 パンチがある塩気です。   それにしてもなかなかに塩は乾かない… 色が白いから太陽光を反射してしまうせいか、それとも夏の高い湿度のせいなのか… ときには車のフロントガラスのところに置いて乾燥させる日も。   キラキラと輝く、塩の結晶。 実際には塩化ナトリウムだけでなく、マグネシウムなどの他の金属物質(=ミネラル)も含む様々な物質が結晶化しているようです。  

しびれを切らして最後はフライパンで乾燥

炎天下の日が続くのに、待てども暮らせど塩はなかなか乾燥してくれず、挙句の果てには風に乗ってきた枯葉などのチリの類が真っ白な塩に降りかかってくる… もうこうなったら!と持ち出したのはカセットコンロとフライパン。 これで一気に乾燥させることに。   こうして出来上がった3種類の塩。 どれも微妙に色や味が異なります。 こうした昔ながらの塩づくりは、毎回出来上がりが変わるそうで、同じものは作れないらしいです。 それを知ってかなり気がラクになりました^^ 何かと均一なコピー製品を作ろうとする販売業界。 でも、作るたびに出来上がりが違っていいっていう自由さ。 塩づくりって自由なんだなぁと実感しました。 (ただし、職業的に製造&販売をする場合は財務省に届け出が必要です)  

計量してみよう!

さぁやっとこの瞬間。 出来上がった塩の軽量です。   参加者の皆さんで大事に山分けするので、こぼさないようにドキドキしながら瓶に移します。 これまで、こんなふうに大切に塩を扱ったのは人生で初めてのことです。   ①の鍋(10L)からの塩=253g。 海水の塩分濃度がおよそ3%らしいので、ほぼ理論値(300g)通りです。 (当日は大雨が降っていたので、その分ちょっと薄まったかしら)   ②の鍋(4L)=172g。 理論値でいけば120gくらいが塩なので、50gも多い…(*^^*) 色味も若干灰色がかっていることから、やはり硫酸カルシウムが多く残ってしまったみたいです。 反省…。   ③の鍋(10L〜)=280.5g。 ほぼ理論値通りです。色の状態も①の鍋のものと近かったです。   というわけで出来上がったお塩は3種類それぞれキャニスターに保存され…   そこから参加者の皆さんにお配りする袋に3種類に小分けされました。 参加時間に応じてのお裾分けになります☆ ご参加の皆さま、お好きなときに取りに来てくださいませ〜m(_ _)m!  

終わってみての感想や改善点

今回とにかく痛感したことは、海水を蒸発させるのには結構な熱エネルギーを必要とするってこと。 今後はギリギリまで太陽の熱で自然蒸発させて、それから火にかけていこうと思います。 まだ30Lくらいの海水が残っていたので、そちらはこうして洗面器やタライなどに移し、ビニールハウス内で天日に晒してます。 この時期、天気が良ければハウス内は40℃以上になり、日に日に海水のカサが減っています。 時間はかかるけど、この方が断然エネルギーの節約になります。 やっぱり太陽の力は素晴らしい! 出来上がりを焦らなければ、最後にフライパンで急速乾燥させる必要もないでしょう。 同じくビニールハウス内で、ひたすら天日に晒していれば、忘れた頃にはすっかり乾いているはず☆ 塩づくりは焦るべからず。(なんだか今回は焦っちゃったなぁ) 太陽と時間に任せれば、きっと美味しい塩ができます。 無理せず、ゆっくりと。 塩づくりで、また大事なことを学ばせていただきましたm(_ _)m お塩、大事にいただきまーす!   うちみるのイベントですが、8〜10月は嫁さんの出産前後期間ということで全面的にお休みいたします。 何卒ご容赦くださいませm(_ _)m!  ]]>

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