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腰掛け鎌継ぎ

2017-2020

最近は徐々に難易度が上がり、こんな仕口加工もやってました。 「腰掛け蟻継ぎ」(こしかけありつぎ)というものですが、腰掛け部分を少し変形させてます。 こちら側は凹側です。   というのも、端がこんな形状をした梁材(凸側)と連結されるんです。 廃材や無垢材は、こんなふうに先細っていたり、または欠けていたり、はたまた膨れていたり、反っていたり… まぁ個性的です。 その個性を矯正して組むのも良しですが、個性そのままに組んでいくのもまた良しです☆ (そのぶん、作業時間はグンと増しますが…)   というわけでして、今回ご紹介するのは、前回の追っかけ台持継ぎに続きまして…

腰掛け鎌継ぎ(こしかけかまつぎ)

です。   先述の仕口は蟻継ぎ(=連結部が昆虫の蟻の頭のように見えることから由来)でしたが、今度は鎌継ぎです。 連結部が、例えるなら蛇の鎌首に似ています。 画像のように、足りない長さを補うための延長継手です。(たったこれだけを足さねばいけないという廃材建築のジレンマ_笑) 蟻継ぎは直交にも延長にも使えますが、ねじれの力に対して弱いので、延長の際はこの鎌継ぎを採用するのが多いように思います。   こちらが加工寸法の例です。( )書きの数字は、部材が短かったりしたときの一回り小さな寸法です。 こちらは蟻継ぎには無い「スベリ勾配」なるものを仕込んだりします。   こちらが凸側です。 鎌首の部分に少し傾斜をつけているのですが、これがスベリ勾配です。   そしてこちらが凹側。 分かりにくいですが、こちら側にも対応したスベリ勾配をつけています。   ヘタクソで恥ずかしいですが、拡大するとこんな感じです。(この狭い空間を加工するのが結構難しいんです) このスベリ勾配があると組みやすく、沈み込むにつれてお互いが徐々に引きつけ合い、キツく締まっていきます。   凸部分の胴体はこんなふうにたくさん切り込みを入れてから、ノミで打ち抜きます。 この部分が折れちゃうと非常にマズイので、不安なときは下に台を置いた方がいいです。   加工にはそれなりの時間を要しますが、出来上がった時の達成感はひとしお☆ この厚みの梁材だともっと鎌を深く入れたいところですが、そのぶん掘らねばいけなくなるし、スベリ勾配の難しい加工エリアも広がるのでここらで妥協しました。   こういう加工がある梁を2本とかやっちゃうと、ほぼ丸一日を消費します。   さて、どんなもんか仮組み。 スベリ勾配により、上から叩けば2つの部材は引き合いながら締まっていきます。 これ以上やると外れなくなるかもしれないので、ここまでで抜いておきました。 そんなわけで今回は鎌継ぎをご紹介しました!  

まだまだ家づくり、やってますよー!

妊娠中の嫁さんも手伝ってくれてます☆   現在、妊娠8ヶ月です。   冬からずっと継続してお手伝いに来てくれている十和田市の仁木さん。 うちみるの家づくりにとって大きな存在です。   普段のお仕事の休みを利用して働きに来てくれます。 ありがとうございますっ(ToT)!   おかげさまで先月は古材梁同士の仮組みが出来ました! 重たくて一人じゃ到底運べませんでした。   そんなこんなで、当初は5月に棟上げのつもりでしたが、全然間に合ってないです(*^^*)!   もはや焦ってもしょうがないと、梁に彫刻をして楽しんでおります_笑   トリマーで日本の伝統模様「七宝」を彫る仁木さん☆   納期があるわけでもないし、今のところ材料費も無料。 お金はかけれないけど、時間をかけようと、ゆっくり進行中です。   でも人手はやっぱり貴重! ご興味ある方はぜひヘルプミー! 実作業を通じて、道具の使い方や部材の加工など、建築&DIYのノウハウを習得できます☆ 家だけでなく、いろんなものを作れる人になれますよ〜! ご有志、お待ちしておりますm(_ _)m!  

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